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犬の思い出

小学生の頃  犬がいた

飼っていたというよりは、 のら犬が

うちの 近くに 住んでいたと いうほうが

的確だったと 思う

ある日 その犬を 見かけなかった

そんなに 深く 考えたりする年齢でも なかったし

気にも留めていなかったんだけれども

夕方ちかく 一軒の お店やさんの前を

通ると その道の 隅っこに

その犬がいた .....

厳密には いたというより、 立てないでいた その犬は

車に はねられて そこに うずくまっていたのだ

私は ビックリして 抱き上げ うちまで 連れて帰った

家には 誰もいず 私は わーわー 泣きながら

自分のだいじな 毛布を 犬に かけて 泣き続けていた



それから どんなふうに 時間が 過ぎていったのかも

おぼえていない


その頃は、今のように ペットという語彙もなかったし

まして、動物病院という ものも 私の知る限りでは なかった


あったとしても、自家用車というものも 普及していなかったわけだから

簡単には連れて行けなかったと思う


その後 その犬は 後ろ足が 曲がったまま ぴょんぴょん歩くようになった

そして、その日から 何故か ずっと うちに いるようになった


それから しばらくして

山中 恒 という児童文学者の 作品 " 赤毛のポチ ”に出会った

読むたびに 号泣したのを 覚えている

なんか すごく悲しい内容だったと思う

何度も 何度も読んだのを 覚えている












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by mypottea | 2011-10-04 23:53 | blog

子育ての終わった子供のこと、日々のできごとを


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