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就活




今日のニュースで 就活うつについて

なんらかの 対策をとるべきではないかと 言うようなことを。


昨日 読み終わった ”何者”朝井リョウ(直木賞作品)も 全編をながれていたのは

就職に 関わる 若者の 葛藤だ


私は 読んでいて 何を いまさら 騒いでるのかな と思った背景には

こと 女子においては ずーとそうだったと言う思いがあったからでした


私の時代には 大学出の 男子は

工学部はもちろん 全員大手の メーカーか、ガスとか 電気の会社に

そうでなくても 公務員、 教員  地方銀行  デパート 商社

就職に落ちた人なんて 聞いたこともありませんでした



その後 ロストジェネレーション といわれてから久しく

男子の就職は 壮絶なものがあるような 気がします

そういう 私の子供も 十分な 洗礼を受け

圧迫面接にさらされ

就職のために 留年もして

なんとか 現在に至っています


そのころに 子供が 電話口で

” 自分は 社会の誰からも 必要とされていない” と言う苦しい胸の内を吐露したことが

ありました。

親としては 返す言葉も無く ただ その終わることの無い 就活を見守るしかありませんでした


そのときに  直感的に感じたのは

日本人の いじめ体質は こういうところにも 脈々と流れていると感じたことです


雇用側に 選択権があるわけだから

大学入試と同じで 自分の会社にとって 有意義と思われる人を

さっくりと 採って、

コネと思われる人も こっそりと 採って、(いるのでしょうし)



個人の 尊厳を傷つける方向に いかなければいいのにと

しみじみ思いました


この 小説の中でも

内定に落ちるということは 全人格、全存在を否定されたように思う苦しさが 描写されていました



生きて行く過程で 誰もがうける 洗礼

でも、 もう少し ドライで さっぱりと 過ぎて行くといいのに。


(女子の 就職は またまた 違った意味で もっと 多くの困難があると思うので
     ここには とても 安易には 書ききれません)


最近の 大手予備校の コマーシャルに ”予備校の 向う、 それからを 考える ”

とか、 いまさら !





でも 人間の 生きる価値観が 決まらなければ

何も 決まりません 


お金が ないと 困ることもたくさんあります

でも、お金だけあっても 手に入らないシアワセも いっぱいあります、ハイ


では、
by mypottea | 2013-03-30 21:43 | blog

子育ての終わった子供のこと、日々のできごとを


by mypottea